オモシロ企画展 「トイレ?行っトイレ!〜ボクらのうんちと地球のみらい」に行ってきた。
告知が始まった時から気になりまくっていた、日本科学未来館の企画展「トイレ?行っトイレ!〜ボクらのうんちと地球のみらい」にきよみさんと一緒に行ってきました。
建物の外にも中にも大きなうんちが描かれた看板があり、来る人、来る人、みんなうんちを見るなり「わー、うんちだよ!かわいいー!」などと言いながら写真撮影をしていました。うんち=かわいいと表現されることはめったにないのでちょっと面白い光景です。
会場への入り口はトイレ風になっています。ドアの先は同じ場所ですが、みんなそれぞれ好きな扉を開けて進みます。
プロローグではいつもはじっと黙っているトイレが突然怒りだし、みんなに不満をぶつけます。プロジェクションマッピングでトイレに表情がつき、しゃべりだす姿を見ていると、だんだん愛着がわいてきます。
かわいらしい展示が続くのかと思いきや、どどーんと本物のうんちたちが展示されていました。どんな生き物がどんなものを食べて、体内でどのように処理されて、どんなうんちをしているかを知る事ができます。うんち好きな幼児や小学生くらいの子どもたちは「うんちだー!」と大喜びでした。
さすがに本物の人間のうんちは展示されておらず模型でした。しかし、これがリアルでリアルで‥ 子どもだけではなく大人も「私のうんちはこんな感じかなー?」「えっ!こんなうんち出た事ないんだけど。」というような話を当たり前のようにしていました。
場外にはみ出してしまったうんち。これまたリアルです。模型ばかりに気がいってしまいがちですが、うんちでわかる健康状態や、腸内細菌についてなどを知る事ができます。
今日出たうんちの形をねんどで作るワークショップもありました。ねんどなのに陶器に置くだけでそれっぽいです。
トイレ空間を利用したアイデアの一例。ゲームやおしゃべりが楽しめるトイレなどがあります。
後半に入ると今回一番楽しみにしていたあれがありました!うんち型の帽子です。自分自身がうんちになって、うんちの旅を体験することができます。
うんち帽をかぶって巨大なトイレの中にある滑り台を滑ります。トイレに流されたうんちは下水処理場で微生物により分解されますが、処理されていく様子がスクリーン映像で視覚的にわかるようになっています。
せっかくなのでスタッフの方に集合写真を撮ってもらいました。すっかりうんちに愛着がわいているので全く抵抗がありませんでした。子どもより大人の方が嬉しそうです。
前半は笑いが絶えない展示ばかりでしたが、後半に深刻な展示もありました。排泄物と地球環境の問題、世界で25億人がトイレを使えない環境にあるという現実、高齢化や地方過疎化にまつわる問題など、色々と真剣に考えさせられました。最後はトイレたちによる「ありがトイレ〜♪」の大合唱でお別れでした。これからはトイレに感謝しなくちゃなー!