帰ってきた夏生さん。
夏生さんが蓼科でのポニーキャンプから帰ってきました。寂しいと思う間もないくらいあっという間の3泊4日でした。
無事に帰ってきた80人の子供たちはとてもいきいきしていて、姿を見ただけでなんだかじーんとしてしまいました。子供たちのお世話をしてくださったカウンセラーのみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
子供たちが「ただいまー!」と叫んだ後に、保護者が「おかえりー!」と答えたところで、夏生さんは列を抜けてさっと私のところに走ってきました。ずっと我慢していた気持ちが緩んだのか、そのあとは私にしがみついてめそめそ‥ キャンプ中は1度も泣かなかったらしく、頑張っていたようです。いつまでも泣いているので困ってしまったけど、帰り際にはカウンセラーの方たちが一生懸命笑わせてくれて笑顔で解散することができました。
泣いたことには驚いてしまいましたが、キャンプは毎日とても楽しかったようです。カウンセラーのみなさんから誕生日のお祝いにもらった色紙を見ながら、馬のお世話をしたこと、うどん作りをしたこと、おばけ屋敷ごっこをしたことなど目をきらきら輝かせながら話してくれました。一番楽しかったのは馬に乗った事だそうです。
一通り話したあと、ちょっと言いにくそうに「おかあさん、来年のお誕生日プレゼントもポニーキャンプがいいな‥ 2つのキャンプに続けて申し込めるみたいだから、2つ行きたいな。行かせてくれる?」と言ってきたので、「うーん、なっちゃんがいい子にしてたらね!どうかなー?」とそっけなく答えました。「そんなに喜んでもらえて嬉しいぞー!嬉しいぞー!」というのはここだけの話です。