都内にも南国があった!海も温泉も堪能できる「式根島」をおすすめしたい8つの理由。
「夏の旅行先と言えば、海!海と言えば、沖縄!でも、九州もいいなー。海外に行けたらさらにいいなー!」と、年中妄想してばかりの私が、今年の夏の家族旅行の行き先に選んだのは、いつも暮らしている東京都でした。その理由は、夏生さんが「旅行に行ったら、あさがおが枯れちゃう!」と遠出するのを嫌がったからです。
夏生さんに「何日くらいの旅行ならいい?」と聞いてみたところ、「4日くらいならいいかなー。」と言うので、私は必死に行き先を考え始めました。九州や沖縄に行くなら、離島に行きたい!でも、離島に行くには4日じゃ短すぎるー!と悩んでいたところ、mikioさんが「伊豆諸島とか、近くの島にも目を向けてみたら?大島とかいいよ。」とアドバイスをくれたので、伊豆諸島に注目してみることにしました。
そして、一晩必死に検討して、決めた場所は式根島!昨年訪れた与論島のように小さくて、これといって何もなさそうな場所を選んでみました。なにもないけど、それがいい!
結論から言うと、「都内に住んでいる方は、今すぐに行ってください!!!」というくらい、おすすめです。九州や沖縄の島々を語る前に、普段生活している東京都の島のことを知っておくべきだった‥ 都内にこんないいところがあるなんて!もっと早く教えて欲しかったよ、東京都!
というわけで、今回はそんな式根島をおすすめしたい8つの理由をお届けします。
1,都心からのアクセスが良い
JR・ゆりかもめの浜松町駅にある竹芝桟橋から高速ジェット船に乗れば、約2時間で到着します。その他に夜間発の大型客船で8時間ほどかけて行く方法もあります。調布飛行場から飛行機に乗るという選択肢もありましたが、飛行機はお隣の新島までしか行けず、そこからさらに船の移動となるため、時間がかかりすぎるので避けました。
レインボーブリッジを見ながら「さよなら東京!」と思ったけど、行き先も東京だった‥
時速約80kmで進む高速ジェット船は、水中翼で浮き上がって航行するので、ほとんど揺れませんでした。おかげで心配だった子供たちの船酔いもなく、快適に過すことができました。
7:20に竹芝桟橋を出発し、10:00に式根島に到着しました。時期などによって、経路が変わるようですが、私たちが行きに乗った船は大島を経由しました。
▼船についての詳しい情報はこちらをどうぞ。
2,気候の良さと、自転車で回れるコンパクトさ
気候が良く、いやーなジメジメ感が全くありません。日陰に入ると涼しいくらいで、自転車に乗るのがとても気持ちが良いです!周囲12km、面積3.9㎡とほどの小さな島なので、移動手段は自転車で充分です。
レンタサイクルのお店は島のあちこちにあります。中心街を歩けばすぐに見つかります。坂道が多いので、子連れの場合は電動アシスト自転車を借りるのが良いと思います。
自然に囲まれた島でのサイクリングは最高です。絶え間なく聞こえる鳥のさえずり、ひらひらと舞う蝶に心が癒されます。
島唯一の信号機。これだけでも、どれほどのどかなところかおわかりいただけると思います。島の方に聞いた話によると、この信号機は信号の使い方を覚えてもらうために設置したそうです。
私たちはほとんどの時間を水着で過していました。速乾性のあるラッシュガードのようなTシャツやパンツを着ていれば、自転車に乗って移動している間に乾いてしまいます。温泉やお店にもそのまま入れてらくちんでした。
3,海の透明度が高い
中の浦海水浴場
想像以上に海の透明度が高く、その綺麗さに驚かされました。式根島には、泊海水浴場大浦海水浴場、中の浦海水浴場、石白川海水浴場と4つの海水浴場があります。私たちが一番気に入ったのは、「中の浦海水浴場」です。
遠浅で、波も穏やかなので、小さな子どもでも安心して遊ぶことができます。浅瀬でも面白いほどにお魚たちを見ることができて、子供たちは大はしゃぎでした。訪れる時期によって海のコンデションが違うので、初日に一通り回ってお気に入りの場所を見つけるのが良いと思います。
4,磯遊びができる
岩場が多いので、磯遊びを楽しむこともできます。ヤドカリ、カニ、貝、海老、ヒトデなど、様々な海の仲間たちに触れることができます。
家の近所ではダンゴムシを集めている夏生さん。式根島の海ではヤドカリを集めていました。
磯遊びをしているうちにお友達が沢山できました。「○○がいた!」という声が聞こえると、子供も大人もそちらの方に吸い寄せられていきます。
イカを捕った子はヒーローでした!網やバケツなどの道具があると楽しさが増します。地元の人の勧めで、捕まえた海老をその場で食べてみたり、お魚たちにソーセージをあげてみたり、何時間でも遊んでいられそうなくらい盛り上がりました。
5,釣りもできる
宮房釣具店
釣りをすることもできます。釣り竿のレンタルができるお店は、島で1軒だけ。「宮房釣具店」で借りることができます。何度か式根島に訪れているという方に聞いた話によると、民宿で釣り具を貸してくれることもあるそうです。
私たちは、宮房釣具店の近くにある「式根港」で釣りをしました。面白いほど魚が寄ってきて、エイが泳ぐ姿まで見ることができました。
しかし、私たち家族の結果は散々で、2匹釣れただけでした‥ しょぼーん。今の時期は、マダイ、イサキ、イナダなどが釣れるそうです。
宿泊先によっては、釣ったお魚を調理してくれます。釣りに行く前に確認しておきましょう。
6,珍しい露天風呂に24時間無料で入り放題
24時間無料で入ることができる露天風呂が3ヶ所もあります。海岸の岩場に直に湧き出しているので、他では見ることのできないちょっと珍しい光景をみることができます。水着のままで入ることができるので、海水浴のあとに着替えずそのまま温泉へ!なんてこともできます。
松が下 雅湯
一番快適に過せたのは、「松が下 雅湯」です。きれいに整備されていて、足湯、更衣室、シャワー(真水)もあります。夜にはライトアップされるそうです。
湯壷に入る前には、必ず温度を確認しましょう。加水して温度調整をされているようですが、かなり熱い場合もあるので、確認せずに入るのは危険です。
足付温泉
あとの2ヶ所は自然のままなので、人によっては遠慮したくなるかもしれません。でも、気に入れば最高に面白い露天風呂です。まずはこちら、「松が下 雅湯」のすぐ近くにある「足付温泉」です。どこに露天風呂があるのかさっぱりわからないと思いますが、すぐそこにあります。
フナムシと戦いながら、岩場をガンガン進んで行くと、そこに「足付温泉」があります。温泉っていうか、どうみても海なんですけど!!!なかなかワイルドな露天風呂です。潮の満ち引きによって湯加減が変わり、満潮時には海に沈みます。
地鉈温泉
「足付温泉」レベルじゃ驚かないという方には、「地鉈温泉」にも足を運んでみてください。地面を鉈で切り裂いたような地形をしているので「地鉈」の名がつけられたというこの温泉は、さらにすごい場所にあります。
私たちは景色だけ楽しんで、温泉に入るのは断念しました。訪れたのが干潮時だったことと、お湯が茶褐色でどれくらいの深さがあるのか全くわからなかったからです。mikioさんが何度かチャレンジしていたけど、足をちょこっと入れては、熱さに悲鳴を上げていました。場所によってはボコボコと気泡が出ていて、見るからに危険そうでした。 こちらも、潮の満ち引きによって湯加減が変わり、満潮時には海に沈みます。
憩の家
色々気にせずにのんびりと温泉を楽しみたい!という方には、屋内温泉施設「憩の家」がおすすめです。お湯は地鉈温泉から引き湯しているそうで、とても良いお湯でした!休憩所にはテレビやマッサージチェアもあります。
7,絶景の展望台がある
神引展望台
島で一番高い場所にある「神引展望台」では、絶景を見ることができます。テーブルがあり、休憩することもできるので、お弁当を持って行くとさらに充実したひとときを過すことができます。ここなら何を食べてもおいしくなりそう!
空気が澄んでいれば、八丈島を除く伊豆七島の島々をすべて見ることが出来ます。神引浦の海の青さも素晴らしいです。苦労して辿り着いたようにみえますが、自転車を降りてからここまでの所要時間はわずか3分!100段の階段を登るだけで到着します。こんな景色を気軽に見ることができるなんて、島の人たちが羨ましい!
8,満天の星空を見ることができる
夜には満天の星空を見ることができます。子連れの場合は無理せず近場で楽しみましょう。私たちは、宿泊先から徒歩5分ほどのところにある「出会い橋」で観察しました。街頭がとても少なく、突然真っ暗になることもあるので、懐中電灯は必須です。
天の川も見ることができました。4年前に沖縄の小浜島で見た天の川が忘れられず、またいつか見たいと思っていたので、思わぬ場所で見ることができたことに感動しました。東京じゃ見られないと思っていたけど、東京でも見られるんだなぁー。
その他のおすすめ
ファミリーストア みやとら
食いしん坊の私が、「お昼ご飯は毎日ここでもいい!」と言っていたくらい、お気に入りになったお店です。手作りのお弁当がおいしい!式根島名物の赤いかやきそばと島のり弁はぜひ食べていただきたいです。
20種類ほどあるお弁当は全て予約可能で、海水浴場に届けてもらうこともできます。人気のあるメニューは早くに売り切れてしまうので、確実に食べたい場合は予約しましょう。
プチホテル ラ・メールSHIKINE
旅行先でかなり重要なのが宿泊する場所!子連れということもあって、いつも念入りに調べています。そんな私が今回選んだのは、「プチホテル ラ・メールSHIKINE」さんです。式根島の宿泊施設はほとんどが民宿で、ホテルはここだけです。
ホテルといっても、平屋のようになっていて、各部屋に玄関があります。庭には無料で使用できる洗濯機があり、物干し台も自由に使うことができるので、荷物を最小限に抑えることができました。乾燥機は有料です。
部屋の中は綺麗で広々!ミニキッチン、ダイニングセット、テレビ、洗面所、お風呂、トイレがあり、自宅のようにくつろぐことができます。ベッドを2台、ソファーベッドを2台を用意していただけていたので、家族4人それぞれがしっかり疲れを取ることができました。
ネットの口コミで評判だった食事は、期待以上の味とボリュームでした。子供たちの苦手そうなメニューは喜びそうなものに変更されていました。朝食は洋食と和食が日替わりで、夕食は1日目が和食、2日目はイタリアン、3日目はBBQと、飽きることがありませんでした。お酒などのドリンク類もこだわりが感じられて大満足です!
最終の夜には花火を楽しみました。バケツの用意や後片付けもお願いできて大助かりです。「次に式根島に来る時にも、絶対にここに泊まりたい!」と思うほど、心地よく快適に過せる良いお宿でした。
買ってよかったアイテム
式根島を訪れるにあたり、「これは買ってよかった!」と感じたアイテムをいくつかご紹介します。
シュノーケルマスク
今まではレンタルしていたシュノーケリングマスクを購入しました。親子で4日間も使うことを考えると購入した方が安かったからです。小さな子供連れだと、大人2人が同時にシュノーケリングすることはできないので、大人用のものは男女兼用のタイプを選びました。出費も荷物も減らすことができて良かったです!
AQA(エーキューエー) マリンスポーツ マスク&スノーケル 2点セット 男女兼用タイプ オルカソフト&サミードライスペシャルシリコン メタリックネイビー×クリスタルサックス KZ-9001
- 出版社/メーカー: AQA(エーキューエー)
- 発売日: 2016/04/26
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
箱メガネ
シュノーケリングをするのは難しい小さなお子さんには、箱メガネがあると便利です。水中の生物を手軽に観察でき、バケツの代わりにもなります。
ライフジャケット
着ているだけで安心感が高まるライフジャケット。親子お揃いのものを購入しました。着ていると目立つので、離れていてもすぐに見つけることができました。
AQA(エーキューエー) ジュニア マリンスポーツ ライフジャケット キッズ2 KA-9014A ホワイト×ネイビー
- 出版社/メーカー: AQA(エーキューエー)
- 発売日: 2016/06/07
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
AQA(エーキューエー) マリンスポーツ ライフジャケット 2 KA-9012A L
- 出版社/メーカー: AQA(エーキューエー)
- 発売日: 2016/06/07
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
水陸両用のサンダル
足全体を守ってくれるので、スニーカー感覚で履くことができ、そのまま海に入ることもできるので、履き替える必要がありません。ソールもしっかりしているので、磯遊びも安心です。履き心地も良いらしく、デザインもかわいいので、毎年買い直しているほどです。
[キーン] KEEN KIDS Whisper KIDS Whisper 1014237 (Raya Fusion/18.5)
- 出版社/メーカー: KEEN
- メディア: Shoes
- この商品を含むブログを見る
長時間磯遊びをするのであれば、靴連れなどを起こす場合もあるので、アクアシューズの方が良いかもしれません。子供たちが長い時間シュノーケリングをするようなったら、こんなタイプを購入しようと思っています。
ラッシュガードなどのUV加工されたスイムウェア
かなり日射しが厳しいので、子供も大人もUV加工が施された衣類があると便利です。なんとなく暑そうなイメージがあって、今まで使ったことがなかったラッシュガードが大活躍でした。ラッシュガードって暑くないんですね!!!こんな感じで、普段使いもできるデザインで、速乾性の高いものを選んで購入しました。
出発準備におすすめのお店
patagoniaアウトレット 目白ストア
出発までに時間があれば、親子でアウトドアショップに足を運んでみてはいかがでしょうか?旅行気分が盛り上がります。私のお気に入りのお店は、JR目白駅近くにある「patagonia 目白ストア」です。こちらでは、アウトレット商品を中心に取り扱っているので、他のpatagoniaの店舗よりもちょっとお得に購入することができます。欲しいサイズが無い場合は、他店舗から取り寄せて、自宅に配送してもらうこともできます。