先日、我が家に新しい貼り紙が加わりました。書かれているのは、「夏休みまでに直したいこと」です。
年に何度かハーモニィセンターのキャンプに参加している春夏生さん。今までは、主にお誕生日や進級のプレゼントとして参加することができていたのですが、この夏からは、夏休みと冬休みに入るタイミングで参加できるかどうかを発表することになりました。キャンプに行けるかどうかは、各自の頑張り次第です。
というわけで、今回は「夏休みまでに悪いところを直そう!」と決めて、春生さんと夏生さんそれぞれに自分の直した方が良いと思う点を考えてもらいました。そして、発表されたのはこちらの4つです。
- 嫌な言い方をしない
- すぐに怒らない
- 時間を大切にする
- メリハリをつける
これを聞いたとき、私は「そうだろう!そうだろう!」と心の中で何度も頷く反面、なんだか胸が苦しくなってきました… それは、自分ができていないことだったからです。母親ができてないんだから、子供ができるわけがない!
1日も早くこの事態を脱しなければ、またこの先何年も同じことで悩まされそうです。私は、毎朝起きてすぐに春夏生さんとこの4つの約束を音読することにしました。音読することで、余裕の無い気持ちが少し和らぐのです。私だけでは無く、春夏生さんも同じような気持ちになっているのか、その後の行動が今までよりスムーズになりました。
みんな悪いことをしていると思っているし、直したいと思っているのです。自分が約束を守れていないと感じた時には、4つの約束を思い出し、春夏生さんが約束を守れていないと感じた時には、お小言を言う代わりに「嫌なことを言うのは嫌だから、音読してくれる?」と声をかけてみるのです。そう一言声をかけるだけで、言いたいことを全部伝えられて非常に助かっています。
4つの約束の貼り紙を初めて数日目、ほんの少しずつみんなの意識が変わってきています。もちろん、これら全て夏休みまでに治すなんてことは難しいだろうけど、1ヶ月でも続けばその後さらに良い関係になれそうな気がします。
子供たちがこんなに頑張ってくれているのは、子供たち自身が直したいと思っていることだから、効果が大きいのかなと思っています。お母さんに言われたからでは無く、自分たちで決めたこと。この4つの約束の貼り紙を外せる時が1日も早く来るように私も一緒に頑張ろう!
夏生さんが本が好きすぎて困っていた件は、貼り紙効果のおかげでほぼ解決しました。相変わらず活字中毒なのには困っているけど、おかげで国語の勉強が大得意になっています。読書の効果ってすごい!