ネット上の噂は本当なのか!? レゴランド・ジャパンのいいところを探しに行ってきた。
昨年の春、名古屋市港区にオープンしたレゴランド・ジャパン。国内初の屋外型レゴランドが名古屋にできると聞いた時には多くの方が「なんで名古屋に!?」と思ったことでしょう。私もその一人です。なんで名古屋に!?しかも、なんで金城ふ頭に!?
その反面、いつもこれと言って話題になることがない名古屋に全国的に注目される施設ができるということがとても嬉しかったのです。「これで名古屋も人が押し寄せるがや!」と思いきや、オープン後の様子をネットで見ているとその評価は散々なものでした。名古屋出身者としては悲しすぎるニュースを毎日のように見ることになったのです。なんか想像してたのと違う…その後、何度も名古屋に行く機会はあったもののレゴランド・ジャパンを訪れることはありませんでした。
しかし、ある日。レゴランド・ジャパンに行った友人が「面白かったよ!そんなに混んでなくていいよ」と教えてくれたのです。さらにその数ヶ月後にまた別の人から同じような話を聞きました。うーん、これは逆に人が少なくて穴場かも!というわけで、初めて家族揃って名古屋を訪れることになったのをきっかけに行ってみることにしました。
名古屋駅からレゴトレインに乗って気分を上げる
当日の朝9時すぎ。テーマパークに行くにしては遅い出発です。レゴランドの開園時間は午前10時なので、30分前着を目標に名古屋駅を出ました。名古屋駅からJRあおなみ線のノンストップ列車に乗りました。運良くレゴデザインの車両に乗れて、出発前から気分が高まってきました。
約20分ほどでレゴランド・ジャパンの最寄駅である金城ふ頭駅に到着しました。駅から レゴランド・ジャパンまでは複合商業施設メイカーズ・ピアの中を通ります。目新しいお店がいくつもあって気になったものの時間がないのでさっさと通り抜けました。時間があれば覗いてみたかったなー。
レゴホテルのエレベーターにはミラーボールがある
しばらくすると、どーんと大きなレゴ風の建物が!レゴホテルだー!!!ここに泊まるかどうか悩んでやめてしまったけど、建物を見るだけで気分が盛り上がりました。とってもカラフルで日本じゃないみたい!「ここのエレベーターは見た方がいいよ」と教えてくれた人がいたので、帰りにわざわざエレベーターにだけ乗りに行きました。ディスコみたいになっていてちょっと面白いので、気になる方は乗ってみてください。
開園30分ほど前に到着してスムーズに入場
そして、ついに来ました!レゴランド・ジャパーーーン!!!「かわいいー!」と叫びつつも期待と不安が入り混じった状態で入場です。事前にセブンイレブンでチケットを購入していたので、特に待ち時間も無くスムーズに入場できました。入場料は日にちによって変動します。この日はピーク時で、大人¥6,900、子供¥4,500でした。ちなみに1週間前に予約すれば10%オフになります。
入場ゲートを越えると驚くべきものが待っていました。レゴブロックで作られた巨大なドラゴン、猿、象などです。これ全部レゴでできてるの!? 人が手作業で作ったの!? これを作るのにどれだけの時間がかかっているんだろう…
大時計。こちらは通常はない大きさのブロックで作られていますが、レゴ好きならたまらないデザインです。
ちょうどハロウィンイベントが行われていて、ハロウィンのキャラクターたちがお出迎えしてくれました。
アトラクションの待ち時間も少なく満足度が高い
期待してがっかりするのが嫌だったので、アトラクションに関しては何も調べずに来てしまった私たち。想像していたより人が多かったので、慌てて近くのスタッフさんに人気のアトラクションを教えてもらいました。初めに向かったのはアドベンチャーエリアにある「サブマリン・アドベンチャー」です。
サブマリンアドベンチャーは潜水艦に乗って水中を探索するアトラクションです。ビートルズのイエロー・サブマリンを思い出しちゃうような潜水艦がかわいい!入場してすぐに向かったおかげで待ち時間は5分ほどでした。
潜水艦が動き始めた瞬間から船内は大騒ぎ!窓の外に本物の魚が泳いでいるのです。魚なんて何度も見たことがあるのに猛烈に感動する私たち。「うぉー!魚がいる!本物の魚だよ!」「わー、こっちも魚がいた!」などと終始叫んでいました。
目の前に広がるのはレゴブロックの世界!そこに本物の魚が泳いでいるのです。サメが!レゴにサメが!レゴで作ったお魚を探すのかと思ったら、まさか本物出してくるとは思わなかった。
興奮冷めやらぬまま地上の世界へ。そこには巨大なタコがいました。タコだ!タコだ!この辺りですでに来てよかった感が湧いてきました。なんだ、楽しいところじゃないか!
あっちこっちにレゴで作られた巨大なキャラクターがいて、それを見ているだけでも楽しいです。多くのものを自由に触ることができますが、ビルダーさんたちの苦労を考えると私はあまり触れませんでした… 壊れないようになっているんだろうけど、なんだか気が引けます。
お次は待ち時間0分だった「ビートルバウンス」に乗りました。同じようなものが浅草の花やしきなどにありますが、さすがに0分待ちでは乗ったことがありません。単純な動きだけどそれが面白いんだよなー。動きの激しい乗り物ばかりだと下の子だけ乗れないという問題が発生することがありますが、小学校低学年以上であればほとんどのアトラクションに乗れるのでその心配はなさそうです。但し、アトラクションによっては親の同伴が必要です。
秋の三連休というのにこの日の気温は30℃!水でもかぶりたいくらい暑かったので、水をかぶりに行こうと選んだのは「スクウィッド・サーファー」です。少し行列ができていたものの待ち時間は15分ほどでした。
ジェットスキーに乗っているような感じで、ガンガン水しぶきをあげながら高速で回転します。ハンドル操作で自分で激しさを調整できるので、おもいっきり激しくして遊びました。ビュンビュン風を切って気持ちよかったー!
1049万6352個のレゴブロックで作られたミニランドは必見!
私が「レゴランドに来てよかった!」と最も感じた場所がこちら!ミニランドエリアです。10,496,352個のレゴブロックによって日本各所の名所が作られています。「どんだけ写真貼るんだよ!」と途中で離脱されてしまいそうですが、とても素晴らしいのでこちらの動画だけでも見ていただきたいです。実際は写真に収めきれないほどの作品が展示されていて、多くのものが電動で動く仕組みになっています。子供たちは作動ボタン押してははしゃいでいました。
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「高い、美味しくない」と叩かれていたお食事問題
ミニランドで大人の方が夢中になってしまい、子供たちがお怒り気味だったのでお昼ご飯を食べることに。「お腹空いた!」と連呼されて考えるもの面倒になったので、とりあえず近くにあった「チキンダイナー」に入ってみました。
テーマパークのレストランは行列がつきものですが、こちらもそれほど混雑していませんでした。そして、最大の不安だったのがこちら!高いし美味しくなさそうと話題になっていた食べ物たちです。メニューを見ると確かに高い!!!けれど、意外だったのがメインメニューは全てセットでドリンクバー付きということでした。そんなことは知らなかった!まぁ、ドリンクバー付きならありな値段かな。一部の商品は単品でも購入できました。
すんなりと注文を終え商品を受け取り、2階席へ。どこに座ろうか悩む余裕もあるほどです。場所によってはレゴのキャラクターたちと食事ができます。
私たちが食べたのはレゴ・サンドイッチセットとキッズパンケーキセットです。お味は可もなく不可もなく。子供たちの頼んだキッズメニューにはオリジナルのバッジのおまけ付きだったので、それだけで大満足していました。子供が喜んでたのでそれでよし!
子供椅子があるのはもちろん。ベビーカーも余裕で入れるほど広くて清潔感のあるファミリー用のトイレがあったり、種類を選ぶことができる赤ちゃん用の粉ミルクのサービスがあったりと、子連れへの配慮がしっかり行き届いていて好感が持てました。眺めも良くて、席も広くゆったり過ごせたおかげで、午前の疲れはばっちり取れました。
幼児におすすめのエリア デュプロ・バレー
お腹がいっぱいになった後はデュプロ・バレーエリアに行きました。こちらは幼児向けの遊具が沢山あるので小学生以下のお子さまに喜ばれそうです。小さな汽車のアトラクション「デュプロエクス・プレス」のみ5分ほど待ち時間がありましたが、それ以外は自由に遊ぶことができました。わが家は子供たちが小学生でお邪魔になりそうだったので、ほんの少しだけ遊んで撤収しました。
最もおすすめしたいアトラクション スプラッシュバトル
どこで必要なのかはよくわからなかったけれど、濡れるアトラクションがあるということは調べてあったので事前に百均でレインコートを購入して持っていました。使うべきはここ!パイレーツ・ショアエリアにある「スプラッシュバトル」です。入り口にレインコートの自動販売機がありました。でも、ほとんどの人が購入しておらず、レインコートを着ている人はほんのわずかでした。
各アトラクションの待ち時間を過ごす通路にはちょっとしたプレイスペースがあります。その中でもこちらのプレイスペースは大きめでした。他のアトラクションに比べて待ち時間が長く30分ほど並ぶことになったので、プレイスペースにはかなりお世話になりました。他の人気テーマパークのことを考えるとそう長くない待ち時間だけど、レゴランドの中では一番待ったアトラクションでした。
大砲形の水鉄砲を使って他の船やアトラクションの周辺にいる人たちと水の掛け合いっこをします。これがはちゃめちゃ面白い!!!大砲についているハンドルを早く回せば回すほど水が沢山出る仕組みになっているのでみんな本気モードした。一瞬でも気を抜くとびしょ濡れになるので、やられる前にやらねばなりません。
赤の他人に水をかけるということに抵抗を感じる人はそもそも乗っていないようで、見学しようとアトラクションに近づくとあっという間にびしょ濡れになります。容赦なく水をかけてくるのでこちらも本気でやり返すのみ。相手が笑っているかどうかだけ確認しましょう。
すぐお隣に海賊船型の大型遊具があり、こちらからも攻撃することができます。出入り自由のため、利用者のほとんどが子供なのでさらに油断できません。大砲が設置されている側は通らない方が身のためです。
船内であれば防御できるので濡れる心配は少ないです。強者はこの小さな枠の目の前にた立ちはだかって自らずぶ濡れに… 子供が夢中になりすぎて、激怒しているお母さんが何人もいるほどでした。夢の国に来たはずが羽目を外しすぎて修羅場と化すほど魅力的なアトラクションです。夫婦間でも気をつけましょう。わが家では、mikioさんが一番最後までやっていました。
アトラクションに乗らずとも楽しめる
アトラクションの内容によっては1年生の春生さんだけ「乗りたくない!」と言うことがありました。そんな時でもパーク内をウロウロしていればとりあえず退屈することはありません。ビルダーさんたちが作ったキャラクターたちはどれもユーモアに溢れ、撮影しがいがありました。
キャラクターになりきれる!レゴシティエリア
あっという間に時間が過ぎ、急ぎ足で向かったのはレゴシティエリアです。ここには小さな子供たちと同じくらいの大きさのキャラクターたちがあちこちにいて、自分もキャラクターになりきれます。
ここには子供だけしか利用できないアトラクションもありました。「ドライビング・スクール」と「ジュニア・ドライビング・スクール」です。3歳から12歳まで利用できます。車の運転について講習を受けた後、本物そっくりのコースに出発!アクセルとブレーキが使い分けられるか心配だったけど、みんな上手に運転していました。
レゴシティには大型遊具が2つもあり、ここだけでもかなり長い時間遊んでいました。 どんどん暗くなってきて、閉園時間も近づいてきたので焦る私‥ 思っていたより広いし、これは1日じゃ時間が足りない!
このタイミングで映画館があることを思い出しました。どれか観ようと思っていたのに!この辺りで年パスを購入しておけば良かったと思いました。年パスはかなりお得なのです。
どうにもこうにも時間が足りなかったので、諦めて帰ることに。最後は高いところが大好きなmikioさんのリクエストでブリックトピアエリアにある「オブザベーション・タワー」に乗りました。子供たちはこの時点でどっと疲れが出て待ち時間はグダグダな状態に… しかし、オブザベーション・タワーに乗り、地上50mからの景色を見た瞬間、再び目をキラキラと輝かせていました。最後にこれを選んで良かったなー!特にミニランドの東京の街並みが本物みたいで感動しました。
まとめ
全く期待しないで行ってみたレゴランド・ジャパン!個人的には「なんであんなに叩かれてるんだだろう…」とちょっと悲しくなりました。確かに入場料は高いけど、パーク内のクオリティやビルダーさんたの苦労を考えると高すぎると感じませんでした。台風でミニランドが損壊していたニュースを見たけど、それがほんの1ヶ月で完璧に修復されいたのには驚きです。あれはまたじっくり見に行きたいなー!そんなわけで、レゴランド・ジャパンが気になっている人はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?噂を信じるよりも自分の目で確かめるのが一番ですよー。