中学受験を題材にした漫画「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」にハマっている。
夏生さんが塾に通い始めて、早くも1年4ヶ月が経ちました。私が「もう塾なんて辞めなさい!」と言い放ったこともあったけど、今は随分と落ち着きました。
その一番の要因は4年生になって親が一切勉強を見なくなったからだと思っています。きっかけは、塾の保護者会で先生から「保護者の方は教えないでください」とお願いがあったからです。やるべきことはスケジュール管理とタスク管理のみ。あとは夏生さんに任せています。わからないことがあれば、塾の授業後に行われる質問教室に行くように伝えてあります。
このタイミングで教えなくなったのは正解だと思っています。すでに等差数列の和なども習っていて、それを小学4年生が理解できるように教えるのはなかなか至難の業です。塾から出された家庭学習でわからない部分はmikioさんが見てくれていたのですが、「夏生がわかるように説明するのが難しい」とよく言っていました。夏生さんが「塾の先生が言ってたことと違う!お父さんのやり方はおかしい!」荒れてしまうこともありました。
ほぼ全てを夏生さんに任せることにより不安もありました。翌週の授業までに提出物がきちんと出せるのか、テスト前に勉強をするのか、もう何度も口出ししたいのを耐えに耐えて、数ヶ月。様子を見ている限りは夏生さんなりに努力していて、成績が大きく下がることも無く、同じような位置を行ったり来たりしている感じです。今は他の経験を積む方が大切な時期だと思うので一喜一憂せずにわが子のやる気を信じて見守ろう!口出ししなくなったおかげで、夏生さんとの揉め事がうんと減りました。
そんな私が今ハマっている漫画があります。それはビックコミックスピリッツで連載されている「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」という中学受験を題材にした漫画です。最大手進学塾フェニックスから準大手進学塾の桜花ゼミナール吉祥寺校に移籍してきた室長の黒木蔵人先生と桜花ゼミナール吉祥寺校に新卒で就職した新米講師の佐倉麻衣先生が主人公なのですが、この黒木先生のキャラが強烈すぎて1日に1度は思い出してしまうほどです。
ページを開いた瞬間からこんな感じです。は、反論できない!さらには合格した子供たちに向かって「君たちが合格できたのは父親の経済力、そして母親の狂気」とまで言ってしまいます。心の中でそんな風に思うことがあってもなかなか口にできないようなことをズケズケと言ってくれるので、私としては頭の中を整理するきっかけになっています。よくぞ言ってくれました!黒木先生!黒木先生は強悪キャラだと言う人もいるらしいけど、私は黒木先生が大好きです。
ストーリーとして面白いというだけではなく、かなり説得力のある中学受験情報が満載で子供を進学塾に通わせている方はハマること間違いなしだと思います。塾に通わせている親、通っている子ならではのあるあるネタも満載で、夏生さんも夢中です。ちなみに夏生さんが通っている塾はこのお話の中に出てくるフェニックスのモデルになっているようですが、夏生さん的には「なんでこんな風に怖くするんだろう?黒木先生みたいな先生はいないよ。楽しいのにー!」とちょいと納得がいかないようです。私は授業を見たことが無いのでなんとも言えないけど、そりゃ黒木先生みたいな先生はどこにもいないと思う‥
中学受験するにしろ、しないにしろ、わが家が一番大切にしたいのは、健康と睡眠、そして家族が笑顔でいられることだなー。今後も二月の勝者を読んで、自分たちが置かれている世界を客観的に見ることで、子供たちの今後についてどうするのが最善なのか冷静に考えていきたいです。焦ったら負け。
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス)
- 作者: 高瀬志帆
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: コミック
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