春生さんの視力が悪いことが判明してから3週間ほどが経ちました。ブログのコメントやSNSのメッセージなどでたくさんの方からアドバイスをいただけたおかげで、自宅からもう少し近い場所に評判の良い小児眼科が見つかり、12月初旬に予約を取ることができました。アドバイスいただいたみなさま、本当にありがとうございました!
とはいえ、メガネはすぐにでも作らなければならなかったので、紹介状を持っていた帝京大学医学部付属病院に予約無しで飛び込んでみたところ、眼鏡を作るための検査をしてもらうことができました。視能訓練士さんによる2度の検査でわかった正確な視力は、右目が0.3、左目が1.2で強い遠視があるとのことでした。
そして、今週の火曜日に春生さんはメガネデビューをしました。メガネは帝京の先生がおすすめしてくれた高田眼鏡店さんで作りました。帝京に週3日ほど来ている老舗のメガネ屋さんで、通院の際にメンテナンスなども行ってくれるそうです。
メガネを受取った瞬間から、春生さんの顔が変わってしまうと思うと、私は少し憂鬱でした。だめ元でmikioさんをお誘いしてみると、その日から出張にも関わらずついて来てくれることになりました。mikoさんは普段メガネをかけていないのですが、メガネを持っているのでこの日だけかけてくれました。春生さんは「お父さんとメガネ一緒だね!」とご機嫌!家族の中にメガネ仲間がいて良かったです。
屈折検査をするために使用したアストロピンという調整麻痺剤の作用で、2週間ほど光をまぶしく感じたり、物が見えにくかったりするらしいのですが、その間にメガネをかけ始めるのが良いとのことだったので、メガネができあがった日の朝に受け取りに行きました。できあがったメガネをかける瞬間はドキドキでした。
調整が終ると、春生さんはキョロキョロと周囲を見渡して、見え方を確認しているようでした。
遠視用のメガネというと、目が大きく見えたり、レンズが分厚くなってしまうというのが懸念点だったので、予算の許す範囲で、できるかぎりゆがみが少なく薄いレンズで作っていただきました。良いレンズは見えやすさも違うらしく、視力が上がることも期待できるそうです。弱視や斜視などの小児治療用メガネは9歳まで保険が適用されるので、購入金額の半額ほどは支給を受けることができそうで助かりました。
メガネデビューした春生さん。メガネ屋さんの中では、あまり笑顔を見せてくれなかったけれど、外に出たらにっこにこ!「どれくらい見える?」と聞いたら、「全部見えるー!」と叫んでいました。春生さんがメガネをかけ始めた日は、「今まで気がついてあげられなくてごめんね。」という気持ちと、春生さんの顔の変化が気になって仕方がなかったけれど、5日目の今日はすっかり慣れて気持ちが落ち着きました。
園の先生や周りのお友達が「メガネかわいいね!」と盛り上げてくれているおかげもあって、春生さんが自分からメガネを外すことは一度もないくらいに気に入ってくれているようです。メガネのおかげで改めて周囲の人たちのやさしさに気がつかされました。いつかメガネが外れることに期待しつつ、何年かのメガネさんとの時間を楽しみたいと思います。