1日だけじゃもったいない!西表島に行ってきた。
八重山諸島の旅、3日目は西表島に行ってきました。
mikioさんと私にとっては、9年ぶり2度目の西表島でした。「次に行く時には、カヌーやキャニオニングがやりたい!」と思っていましたが、春生さんがまだ6歳ということを考えると少し不安があったので、無難にべたな西表島観光をしてきました。
まずは、大原港からマングローブクルーズへ!石垣島からの船を降りると、同じ港にマングローブクルーズの船が待機しています。乗船チケットは港にあるショップじゅごんで販売されています。予約の必要はありません。
マングローブの流域面積日本一の仲間川を1時間ほどかけて見学します。満潮時にのみ催行される「サキシマスオウノキ見学コース」に乗船しました。
人間の手がかかっていないマングローブは見ごたえがあります。見るのは2度目だけど、壮大で美しくいつまでも見ていたくなるような景色でした。いつかここで、のんびりカヌーに乗りたいなー。
春生さんに「カヌーが用意されてたら乗ってくれた?」と聞いてみたところ、「やだ」と言われてしまいました。やっぱり予約しなくてよかった… どんなところかわかって安心したのか、次回はカヌーに乗ってくれるそうです。
お次はレンタカーを借りに行きました。9年前もお世話になった「やまねこレンタカー」!安いし、名前もかわいいので、ここにしようと安易に決めたけど、スタッフの方が親切丁寧でとても気に入ったのでした。こちらは予約必須です。
ちょうどお昼時だったので、まずはご飯屋さんに向かいました。猪のお肉が食べられると知り、向かった先は「猪狩家」です。
メニューはどれもおいしそう!春夏生さんが大人以上食べるようになってきたので、少々多めに頼んでも大丈夫だと思うと心強いです。
お目当の猪のお肉を使った定食、牛丼、西表そばをいただきました。なんと、猪のお肉は店主の方が捕まえたものだそうです。昔、蓼科ポニー牧場で猟師さんが捕まえたという猪のお肉が出ててきて驚いたことがあったけど、田舎ではそれほど珍しいことではないのでしょうか。猪を捕まえるなんて、私にとっては昔話の世界!
私のいちおしは牛丼でした。自分で作る生姜を効かせた牛丼が一番おいしいと思っていたけど、それ以上においしかった!ほどよい甘辛さがあとを引きます。大盛りにしたけどもっと食べたかったー。セットのアーサ汁も魚のお出汁が効いていて、ハッとするおいしさでした。これはまた石垣島に訪れたら食べたいです。
お店の外には、猪、ヤギ、馬が飼われていました。猪以外は自由に触れるようになっています。縄のついていない子ヤギちゃんたちがお母さんヤギの周りをちょろちょろしていて、その可愛さにメロメロでした。
夏生さんが「竹富島で拾った星砂を無くしちゃった!」と泣いていたので、また星の砂探しへ。星砂の浜に向かいました。初めて訪れる場所です。
ここも海の透明度が高い!「水着も無いし、浜でのんびりするかー!」と思いきや、そうはいかない子連れ旅行。
春夏生さんは、また調子に乗って浅瀬をどんどん進んでいってしまいました。遠目からでも底が見えるので間違いなく浅い場所だとわかるけど、私としてはハラハラしてしまいます。
「危ないよー!」と言い疲れて、追いかけた先にはまた良いことがありました。潮溜まりに熱帯魚がいっぱい!シュノーケリングせずとも色とりどりのお魚に会えました。星の砂も見つけましたが、またその日のうちに無くしてしまうという悲しい結末でした。だから、ジップロックに入れようって言ったのに!
ぐるっと大原港方面に戻り、お次は由布島へ。由布島へは水牛車で渡ります。
間近で見る水牛はでかっ!前日に竹富島でも見たけれど、横をさーっと通り過ぎただけなので、間近で見る迫力に緊張してしまいました。これは怒らせたらだめなやつ。とっても賢くて、御者さんが「行くよ」と声をかけると、自分で牛車を持ち上げていました。
御者さんが弾いてくれる三線の音を聴きながら揺られているとだんだん眠くなってきます。気持ちいいー。ほんの数分だけど、西表島に来たら子供たちに体験してほしいことだったので、一緒に乗れて大満足です。このゆったりと流れる時間をどんな風に感じたかな?
由布島は亜熱帯植物楽園になっています。「昔はここにも人が住んでいたんだよ!」なんて話を得意げにしたけれど、どうやら今でも十数人の方が住んでいるようです。牛のお世話をしている人たちが住んでいるのかな。
私の一番の目的は植物ではなく、手作りジェラート!とってもかわいいお店がオープンしていました。これも西表島で一番評判の良さそうなお店として事前にチェック済みです。
食べたかったのは、泡盛のジェラートです。お酒はあまり得意ではないけれど、他では滅多に出会えなさそうだったので、ぜひ食べてみたかったのです。一口食べると、泡盛の良い香りが口中にふぁーっ!良い香りはそのままに、お酒が苦手な人でもパクパク食べられるほどさっぱりしていました。パッションフルーツのジェラートとの組み合わせがこれまた最高!
石垣島に帰る船の時間が近づいてきたので、再び水牛車に乗って西表島へ。なんだかあっという間に夕方になってしまいました。最終の船を選んだのに時間が足りない!
石垣島よりも面積の広い西表島。やっぱり西表島に行くなら泊まりじゃないとだめだなー。帰りの船から見た雲間から刺す太陽の光がとても綺麗で、涙が出そうなくらい名残惜しい気持ちになりました。次回は何泊かして、大自然を満喫したいです!