子連れでウロウロ… fal::diary

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続・インフルエンザという悪夢。

春生さんがインフルエンザを発症した翌日に夏生さんも発症してしまい、「いつか自分の番がやってくるのでは…」と恐れていた私にその日がやってきてしまいました。

 

夏生さんがインフルエンザだとわかった2日後、その日はなんとなく朝から喉に違和感を感じていました。痛いというわけではなく、なんとなくイガイガする感じです。インフルエンザにかかったことがない私は「インフルエンザ=急に高い熱がでる」という知識しかなかったので、今日は特別空気が乾燥しているのだろうというくらいに考えていました。

 

お昼近くになってもなんとなく喉の違和感が続いていました。嫌な予感がしてきたので熱を測って見たところ平熱よりもちょっと高い37.2℃でした。その日は春夏生さんの熱が少し下がっていたので、2人に留守番をお願いしてささっと近所のクリニックに向かいました。

 

春生さんを診察してくれた先生と同じ先生が診察してくれたので、「あの後、お姉ちゃんもインフルエンザにかかっちゃったんです。だから心配で…」と話すと、念のため検査をしてもらえることになりました。春夏生さんが痛そうにしていた検査は激痛ーーーー!鼻から棒を突っ込まれたことは何度かあるけど、そんなに丁寧にやらなくっても!というくらいに丁寧にやって頂きました。いつも子供たちに「大丈夫だよー。これをやらないともっと大変なことになるかもしれないからねぇー」なんてやさしいお母さんを演じて声かけをしている手前、苦しそうになんてできません。

 

先生には「はー、 思ったより痛いですねー。ははは…」と平気そうに話していたけど、心の中では「がーーーーー!やっと終わったーーー!!!」とガッツポーズを取っていました。もう二度とやりたくないぜ!

 

検査結果は陰性。私が「まー、インフルエンザだとしても、こんなに早くはわからないですよね」と言うと、先生が「うーん、そうですね。喉の腫れもほんの少しだし。でも、感染している可能性も高いですね。必要があればお薬を出しますけど。どうします?」と聞いてくれました。先生が出してくれると言ってくれれば保険も効くし、ここはお守り代わりにもらっておこう!というわけで、新薬のゾフルーザを頂きました。

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家に戻り、春夏生さんに「はー、お母さんはインフルじゃなかった!でもね、念のためインフルエンザのお薬もらってきちゃった!だから、インフルエンザになっても病院に行かなくても良くなったよー」と報告しました。喉がちょっと腫れてただけだし、私はインフルエンザじゃない!私がインフルエンザになったらこの子たちのことは誰が見るの!? だから、絶対インフルエンザじゃない!っていうか、絶対になれないー!そう思い込むしかないのでした。

 

子供たちに明るく振舞ったものの、私は妙な不安に駆られてゾフルーザを飲みました。やっぱり喉がずっと痛い、微熱もずっと続いてる‥ これはインフルエンザなのではないだろうか。でも、インフルエンザって急に高い熱が出るものだってよくいうし、ただの風邪なんだろうか。ゾフルーザを飲んだのは良くなかったかな。

 

そんなことは一瞬で忘れ、ばたばたと夜になり、mikioさんが帰宅しました。喉の痛みと微熱は気になるけど、横になりたいほどではない。いつものようにたわいもない話をしながら、今日は少し早めに寝ようと思っていました。

 

mikioさんが帰って20分ほどした頃、なんだか急に気持ちが悪くなってきました。mikioさんが元同僚とばったり会ったという話題を振ってくれたのにその人の顔も全く思い浮かばず、「ごめん… ◯◯さんって人、名前はわかるんけど、顔は全然わかんない…ていうか、もうなんにも喋りたくない… 私、やっぱりインフルエンザかも…」と答えた後、私はそのままリビングのテーブルに突っ伏してしまいました。

 

 そんな私の様子に驚いたmikioさんが「え!? まずいじゃん!早く寝たら!?」と声をかけてくれたのですが、私は春夏生さんがいる寝室まで辿り着けず、途中にあるトイレの前の廊下で倒れこみました。気持ち悪いー!気持ち悪いー!でも、なんも出ないー!倒れてすぐものすごい寒さと暑さが交互にやってきて、さらに強烈な腹痛も襲ってきました。なんだこれー!

 

しばらくすると上からも下からも大変なことになり。トイレと廊下をヨロヨロと何往復もしました。廊下で倒れている間はずっとうめき声をあげていました。春夏生さんも最初はこんな風にうめき声をあげていたな… かれこれ1時間近くトイレのあたりにいたのではないでしょうか。出るものも出なくなり、身体もからっぽになったのか、その後徐々に意識を失っていきました。

 

そんな中、思い浮かんだことがありました。胃がんで亡くなった母親のことです。「こんなに体調が悪いなんて、もしかしてなにか別の病気なんじゃないだろうか?」と思い始めました。お母さん、どれだけ辛かっただろうか‥  もしそうなら、このまま意識が無遠のいて死んでしまった方がましというくらい辛かったのです。だって全く動けないんだもの。

 

一時的にハッと意識を取り戻した瞬間に私は春生さんの眠っていたベッドに潜り込みました。「あったけー!あったけーよ!春ちゃん最高!やっと会えたねー!」と都合のいいことを思いながら、私はそのまま眠りにつきました。インフルエンザになったおかげで子供たちに近づけるようになったから、これはこれでよかったかもしれない。

 

翌朝、昨晩の症状は無くなったものの強烈な喉の痛みとだるさで絶不調でした。死んでなかったし、やっぱりインフルエンザかな。目を覚まして私を発見した夏生さんは「あれ、お母さんもインフルエンザになったの!?」と驚き、春生さんは「お母さんが布団に入ってきたの気がついてたよー!」とげらげら笑っていました。寝室から出られない私たちは、子供部屋で寝ていたmikioさんを起こそうと遠くから必死に呼びました。

 

その声を聞いて、迷惑そうに起きてきたmikioさんに「すみません。何時頃に出かけますか?それがわからないと私たちも部屋から出られないんですー」というと、「うーん、気が向いたら‥ 」という返事が帰ってきました。あまりに体調が悪かった私はちょっとイラっとして「気が向いたらっていつなの!? こっちだって大変なんだよ!」と機嫌が悪そうにすると、「あー、邪魔ってことね。じゃあ、もう出る。しばらく他のところに泊まるので。それでは‥」と言って、出ていってしまいました。

 

えーっ!? 出てっちゃったよ!どうしよう!うつしたら悪いと思っただけだったんだよー。でも、そんなことをやんわり伝えられるほど身も心も余裕がないんだよー!これからどうすりゃいいんだ!家の中にはインフル親子のみが残されました。

 

私がうなだれながら「はー、お父さん、出ていっちゃったね。悪いことをしたけど、うつしたらもっとかわいそうだからね。大人だし、どうにかなるだろう。」と春夏生さんに話すと、「お父さんの会社、お風呂もあるし、寝るところもあるんでしょ?会社に泊まるんじゃない?ご飯もあるし、いいねぇ。」とあっけらかんとしていました。寂しがるどころか、家の中を自由に動き回ることになったので、いきいきしはじめたのです。私は思うように動けないけど、春夏生さんのおかげでなんとかなりそう!

 

日中の春夏生さんはレゴ、お裁縫、読書を中心にわりと静かに過ごし、午後は3時間ほど一緒に昼寝をしてくれたので、私は最低限の家事さえすれば、あとはほとんど横になっていられることができました。食事の支度と後片付けが一番辛かったけど、それをやらないと自分も困るので休み休み必死にやりました。

 
 
 
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夜はなぜか深夜3時頃になると喉のお腹の激痛と悪寒で目が覚めてしまい、毎晩2時間ほど一人で苦しんでいました。痛みが落ち着いたら解熱鎮痛剤を飲んで再び眠るという感じで、それが4日も続きました。想像していた以上のインフルエンザの辛さに身も心もかなりげっそりしてしまいました。

 

そして、5日目。三連休の初日ということもあって、mikioさんが帰って来てきました。そのタイミングで春夏生さんもかなり回復していたので、諸々全面的にmikioさんにお願いして私は一人寝室でぐうたらさせてもらいました。そのおかげもあって、三連休最終日の今日はほぼ完治!お誕生日だったmikioさんのお祝いをすることができました。全く準備する時間が無かったので、簡単なお祝いになっちゃったけど、みんな元気にこの日を迎えられてなによりです!健康って素晴らしい。

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