夏生さんが塾に通い始めて、1年5ヶ月が経ちました。
先日、通塾を始めてから一番嬉しかった出来事がありました。コース昇降の制限が無い組み分けテストで上位のコースに上がったのです。さらには、在籍しているコース内で一番優秀な成績を収めた際にもらえる表彰状を頂いて帰ってきました。
組み分けテストが行われたのは、今年の3月以来だったのですが、私は今回のテストにあまり関心がありませんでした。今年の4月頃に「出来るだけ口出しをしない」と決めてからは最低限のことしか関わっていなかったからです。
授業の際に指導される家庭学習はもちろん、毎朝行なっている算数の基礎力トレーニングの丸つけも全て夏生さんが行なっていました。やらなかったら困るのは夏生、私は何も困らない。塾が嫌になったらやめれば良いし、好きなら続ければいい。だって、夏生の人生だから。
そんな風に考えが変わった私がやっていたのは主にこんなところです。
- 塾からの毎週のお知らせは必ず確認する。購入する必要があるものは通塾日に夏生さんに買ってきてもらう。
- テストの日程、テスト範囲を伝える。テスト範囲のテキストの準備だけ一緒にやる。テストが終わったあとはテキストの整理をする。
- 家庭学習をやれそうな時間があるときは声をかけてみる。その際に夏生さんがやりたがらなかったらそれ以上は口を出さない。
- 外出のスケジュールを詰め込みすぎない。家でゆっくり過ごせる時間を設ける。
- 勉強する時間より、睡眠時間を優先させる。無理をさせない。
テストの前は「いつも通りやれば大丈夫だよ。いつも頑張ってるから」とだけ声をかけ、終わった後はテストの話題を一切出しませんでした。なのにこんなに良い結果が出て、かなり驚きです。まだまだ子供らしく遊んで欲しい時期なのと、睡眠時間を確保するために「今は先生に言われた最低限のことだけやればいいよ。勉強よりも笑顔でいられることの方が大事だよ」と私がしつこく言っているので、夏生さんは最低限のことをのんびりマイペースにこなしているだけ。特別勉強をしてるようには見えませんでした。
私の考えが変わってからこんなに成績が上がったということは夏生さんのストレスが軽減されたから⁉︎ 今のやり方ならこちらもストレスが少ないし、万々歳！と、こんなうまい話がいつまでも続くとは思ってはいないし、これが最初で最後の上位コースと表彰状かもしれない… だとしても、母親の私にとっても夏生さんにとっても「自分のやり方は間違っていないんだ！」という自信になりました。
塾の先生に「コースは気にしないでください」と言われたけれど、一瞬でも上位コースに上がれたことは嬉しいー！というわけで、今日のおやつはケーキを買ってきてささやかなお祝いをしました。まだまだ4年生？もう4年生？もしかしたら、途中で全てを投げ出しちゃうかもしれないけれど、それもまた人生。「なんだかんだで一番大切なのはコミュ力なんじゃない？」とか思っているそんな母親の私の人生もなんとかなってるし！これからも「手を出さず 口を出さず 目は離さず」を頑張ろう。
