夏生さんが塾に通い始めて、早くも1年が過ぎました。塾では2月で新学年を迎えます。小学校高学年なんてまだまだ先のことだと思っていたけれど、塾では新4年生になりました。
通塾経験はあるもののすぐにやめてしまった私としては、夏生さんが進んで勉強している姿を見ては感心しています。ただ、相変わらず本を読むことの優先順位が高過ぎて、頻繁に脱線するのが悩みです。
そして、「できるだけ口うるさくしないように」と心がけつつもついつい口を出してしまうのがもう一つの悩みです。 本が好きなのはいいんだけど、やることやってから読んでくれー!もう何年言い続けているのかと思うと、我慢しきれず怒ってしまいます。もう怒らないって決めたはずなのに結局また怒り始めてる!
何年か前に読んだ本で、「困った子がいるとする。しかし、そのことに一番困っているのは実はその子自身である」という話を聞いて妙に納得したことがあります。ついつい本を手に取ってしまう夏生さん、「読んじゃいけないのはわかっているけど、どうしても読みたくなる‥ でも、やることがあるのに読んでいると怒られるー!」と悩んでいることだと思います。そして、子供にとっては困った親である私は「怒っちゃいけないとわかっているのにどうしてもきつい言い方になる‥ でも、脱線しているのを見るとイライラするー!」とそれぞれ困っているなと思うのです。
そんな私をクールダウンさせてくれた本がありました。教育・育児ジャーナリストのおおたとしまささんが書いた教育虐待についての本です。
追いつめる親 「あなたのため」は呪いの言葉
このタイトルを見た時、私はなんだか不安な気持ちになりました。自分はそういうお母さんになりたくないと思っていたけれど、知らず知らずのうちにわが子を苦しめているのではないだろうか‥ そして、この本が夏生さんとの関わり方を大きく変えようと考えなおすきっかけになりました。同じような悩みを持つ子育て中のみなさんにぜひ読んで頂きたい1冊です。
というわけで、久しぶりにお届けする塾の日ごはん。秋頃からは具沢山スープと小鉢を1つか2つを用意しています。立春も過ぎたとはいえ、まだ夜になると肌寒く感じる日が多いので、熱々のスープは夏生さんにとって嬉しいようです。病気続きで体力の低下が気になるので、がっつりお肉を入れたスープを中心に作っています。今回のメニューは「豚の角切りとトマトの食べるスープ」です。
[材料] 4〜5人前
豚角切り肉:800g
玉ねぎ:2個
にんじん:1本
しめじ:1パック
ピーマン:1袋
にんにく:1かけ
トマト缶:1缶
赤ワイン:200ml
水:200ml
コンソメ:小さじ2(固形なら1つ)
砂糖:小さじ2
塩:小さじ1
ローリエ:1枚
オリーブオイル:大さじ1
塩、こしょう:適量
作り方
- 野菜を切る。玉ねぎは縦半分にし薄切りにし、しばらく水にさらす。人参はいちょう切りに。ピーマンは縦半分に切ってへたと種を取り細切りにする。しめじは石づきを取り、ほぐす。にんにくはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを引き、豚肉を入れる。表面に焼き色がついたら一度お皿に取り出す。
- 肉を取り出した鍋ににんにくと玉ねぎを入れる、玉ねぎが透き通ってきたら、他の野菜を火の通りにくいものから順に入れ炒める。
- 野菜に火が通ったら、鍋に赤ワイン、水、コンソメ、砂糖、塩、ローリエを入れる。
- 沸騰後弱火にし、15分ほど煮込む。
- 塩とこしょうで味を調整する。
時間があれば、時間をかけてじっくり煮込んだ方がおいしくなります。私は最近ほとんどシャトルシェフ任せなので、1時間以上放っておくだけです。シャトルシェフがわが家にやってきてからというものかなり時間に余裕が生まれています。あとは、私の心にもっと余裕ができれば最高なんだけどなー。